お釈迦様の教え
その14 悟りを得る
身心共に回復されたお釈迦さまは、いよいよ悟りを得るための場所を探し始められました。
しばらく歩かれると、ガヤという場所にある、大きな菩提樹を見つけられました。
そして、その樹の下に座られたお釈迦さまは、
「悟りを得るまでは、ここを立たない」
との誓いを立てられ、深い瞑想に入られたのでした。
しかし、心の中にある汚れが、恐ろしい悪魔に姿を変え、次々と、お釈迦さまに襲いかかりました。
それでも、お釈迦さまは、その一つ一つを、強い心で退けていかれ、ついに、悟りの時を迎えられます。
自らの心の中にある欲を離れ、言葉では表せない不思議な力によって、悟りの境地に達せられたのでした。
それは、お釈迦さま、御歳35、12月8日の出来事でした。
お釈迦さまが悟りを開かれた12月8日は、「成道会」として、様々な寺院で、行事や法要が行われています。