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お釈迦様のお話

念仏宗の総合案内 サイト更新日2021-11-06

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更新日2021-11-06

お釈迦様のお話

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お釈迦様の教え

その十 初めての御説法

悟りを得られたお釈迦さまは、共に修行をした五人の比丘に、最初の御説法をされました(初転法輪)。
そして、その御説法の初めに、「世の中には、快楽を求めることと、自分を苦しめることの、二つの極端な道があり、その二つを離れ、中道を歩むことが大切である」と説かれたのです。

偏らないということ

お釈迦さまが仰った二つの極端な道とは、「快楽を求め続けること」と、「自分を苦しめ傷つけ続けること」です。それはまさに、お釈迦さまが悟りを得られるまでに、実際に体験されたことでした。
 お釈迦さまは、一国の王子として何不自由ない生活をされ、私たちには想像できないほどの地位・名誉・財産を持っておられました。しかし、快楽に偏った生活では、苦しみの世界から離れることはできないと考えられ、出家されました。出家された後は、この世で最も厳しいといわれるほどの苦行に取り組まれましたが、それでも、悟りを得ることはできませんでした。
 そして、菩提樹下にて瞑想され、快楽に偏った生活と、激しい苦行という、二つの極端を離れて中道に至り、ついに、悟りを得られました。
 つまり、中道とは、お釈迦さまが体験されたように、相反する二つの道のどちらにも偏らない最適の道、正しい道のことなのです。

中道を歩むために

 私たちは、気づかない間に極端な行動をすることがあります。
 たとえば、食べることが大好きで、必要以上にたくさん食べる人がいますが、食べすぎると、栄養が偏り、体調を崩してしまうものです。だからといって、食べる量を極端に減らせば、今度は、必要な栄養が不足して、体調を崩してしまうかもしれません。
 日本には、「腹八分目に医者いらず」という、ことわざがあり、お腹いっぱいになるまで食べず、八分目くらいの分量で止める方が、健康によいといわれています。この、腹八分目とは、多すぎず少なすぎず、私たちが生きていく上で、最適の分量、正しい分量を意味します。
 しかし、何事においても、最適のもの、正しいものを知るのは難しいことです。だからこそ、常に自分が偏った行動をしていないか振り返り、時には周りの人に助けてもらいながら、努力を続けることが大切であり、その努力の先に、極端から離れた「中道」を見つけることができるのです。
 こうして、お釈迦さまは、五人の比丘に対して、まず初めに、悟りを得るために必要なこととして、中道を説かれました。そして次に、仏教における根本的な教えを説かれたのでした。