お釈迦様の教え
その23 最初の精舎 竹林精舎
在家信徒として三宝に帰依したビンビサーラ王は、お釈迦さまの教団に、足りないものがあることに気づきました。
それは、お釈迦さまと弟子たちが、落ち着いて修行や生活をされ、人々に教えを説かれる場所でした。
ビンビサーラ王は、自分が感動した、お釈迦さまの御説法を、より多くの人々に聞いてほしいと考えたのでしょう。
ビンビサーラ王の住んでいるところからほどよい場所にある「竹林」を寄進しました。
ここはまさに、人々が行きやすく、また、お釈迦さまと弟子たちが修行されやすい場所だったのです。
この場所に建てられた精舎は、お釈迦さまの教団として、初めての精舎であり、「竹林精舎」と呼ばれています。
この竹林精舎は、お釈迦さまの教団にとって、教えを弘める重要な場所となっていくのです。